マントゥロフ露産業貿易相がVASOを視察

通常塗装のIl-112V試作1号機を初公開

　統一航空機製造会社（UAC）は10月5日（ロシア現地時間）、デニス・マントゥロフ産業貿易大臣が傘下のヴォロネジ航空機製造合同（VASO）を訪問したと発表した。なお、この視察では通常塗装を施したIl-112V試作1号機を初公開している。
　視察では、ユーリ・シュルサルUACゼネラル・ディレクタ-は、マントゥロフ大臣に主要プロジェクトの進捗状況や将来における工場の作業見通しなどを報告。視察団一行は、飛行試験準備を進めている軍用輸送機Il-112Vのプロジェクト進捗状況のほか、産業貿易省の予算で実施しているVASOの新滑走路など、VASOが所在するプリダチャ空港の設備改修の様子を視察したとのこと。
　今回公開したIl-112Vは、An-26輸送機の置き換えを図り開発しているターボプロップエンジン双発の軽輸送機。・・・

※写真＝デニス・マントゥロフ産業貿易大臣がVASOを訪問し、プリダチャ空港の設備改修の様子などを視察した（提供:UAC）

※写真＝VASOは通常塗装のIl-112V試作1号機を初公開した（提供:UAC）