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空自入間基地へRC-2配備、電磁波領域能力強化へ
YS-11EB電波情報収集機後継、21年度予算で装置要求
航空自衛隊入間基地は去る10月1日、RC-2電波情報収集機の配備記念式典を行った。航空自衛隊では、技術の進展によって現在の戦闘様相が大きく変わり、宇宙・サイバー・電磁波といった新領域を組み合わせ、領域横断作戦の実現が不可欠だとしている。このほどRC-2を配備したことによって、電磁波領域の優勢を確保することができるため、大きな意義があるとした。
RC-2は、輸送機のC-2をベースとした機体で、同基地で運用するYS-11EBの後継機。長期にわたりYS-11EBを使用してきたが、機齢が古くなってきたことや、新領域能力の強化のため、RC-2への刷新を進めることになった。これまで岐阜基地の飛行開発実験団が入間基地で実用試験を行い、このほど試験を終了したことで配備となった。今後は必要な試験および要員養成を行って、運用開始を目指す。・・・
※写真=1日に行ったRC-2配備記念式典の様子。感染症に配慮して、参加人数を限定した(提供:航空自衛隊)