ウイングトラベル
★中央省庁、新型コロナの水際対策予算増を要求
ポストコロナの観光振興と連動した事業予算も
中央省庁による令和3年度(2021年度)の概算要求が出そろった。21年度予算に関しては新型コロナウイルスの感染状況が不透明な中で、感染拡大防止に向けた水際対策に向けた予算の増額や事項要求を行った。一方で、ポスト・コロナを見据えて国際交流や地域交流促進に向けた新たなコンテンツ整備やデジタル化への対応に関して観光分野と連動した予算を要求する動きが目立った。
コロナや東京オリパラ開催見据えCIQ体制強化
入国審査官425人、税関は449人の増員要求
新型コロナの水際対策や来年に延期となった東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えて各省庁はCIQ体制の強化に向けた増員を要求した。法務省は出入国在留管理体制の強化と外国人材の円滑かつ適正な受入の推進に向けた取り組みとして入国審査官など425人の増員を要求した。財務省は税関について449人の増員を要求。192人の削減を差し引いた純増分は257人となっている。
厚労省、PCR検査センター設置を事項要求
財務省、「スマート税関」整備へ78億円要求
旅券電子申請実現へ約10倍増の21.1億円要求
外務省、海外安全情報の拡充へ予算増額求める
環境省、国立公園のワーケーション推進を要求
文化庁、地域文化観光推進へ2.5倍増の50億円