陸自西部方面隊、「鎮西演習」を実施へ

他方面隊の機動展開訓練と連接

　陸上幕僚監部は10月6日、「2020（令和2）年度方面隊実動演習（西部方面隊）」を10月16日から11月5日までの間、実施すると発表した。
　「鎮西演習」として知られるこの演習には、西部方面総監の竹本竜司陸将を担任官とし、西部方面隊を基幹に北部方面隊、東北方面隊、中部方面隊のほか、海上自衛隊および航空自衛隊も参加することになっている。
　陸幕は演習の目的を、方面隊による島嶼侵攻事態対処に係る演練を行い、各種事態への対処能力の向上を図るとしている。また特色として、米軍施設を含む西部方面区全域に部隊が展開し、他方面隊の機動展開訓練と連接して実施するとしている。
　「鎮西演習」に参加する前述方面隊の機動展開訓練としては、北部方面隊が10月20日から11月12日までの間、北部方面総監の前田忠男陸将を担任官に、第2師団司令部（旭川）、第25普通科連隊（遠軽）、第2偵察隊（名寄）、第2通信大隊（旭川）が参加する。東北方面隊は・・・