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FAA、737MAXのパイロット訓練報告書案作成
11月2日までパブコメ、重要ステップ達成も複数関門
米連邦航空局(FAA)は10月6日(現地時間)、運航停止中の737MAXのパイロット訓練に関する飛行標準化委員会(FSB)の報告書(案)を作成したことを発表した。FAAによれば、同報告書(案)に対するパブリックコメントを11月2日まで実施するとしており、そのパブリックコメントの中身を検討・対応して、飛行標準化委員会としての最終報告書を公表する計画だ。
この報告書(案)は、米国、カナダ、ブラジル、欧州の民間航空当局で構成した合同評価委員会(JOEB)における9日間の議論の勧告を盛り込んだ。
飛行標準化委員会の報告書の草案がまとまったことは、737MAXの飛行再開に向けた大きなマイルストーンだ。FAAは「重要なステップだ」としながらも、「複数の重要なマイルストーンが残されている」として、あらためて気を引き締めている。
同機の飛行再開に向けてFAAが指摘する関門としては、・・・
※写真=飛行標準化委員会が737MAXのパイロット訓練に関する報告書(案)をまとめた。11月2日までパブコメを行う。依然として複数の関門が残っており、同機の運航再開はまだまだ先のことに