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2020.10.12

WING

米国務省、フィンランド向けF-35、F/A-18E/F等のFMS承認

見積金額はF-35が64機125億ドル、F-18は72機147億ドル

 米国務省は10月9日(米ワシントン現地時間)、フィンランドに対するF-35戦闘機と、F/A-18E/F戦闘機およびEA-18G電子戦機の有償軍事援助(FMS)を承認したと発表した。見積もり金額としては、F-35戦闘機64機とミサイル、関連機器で125億ドル、F/A-18E/F戦闘機58機およびEA-18G電子戦機14機の計72機、ミサイル、関連機器で147億ドルになるとのこと。国防総省安全保障協力庁(DSCA)は両方とも同日に議会に要求承認を通告した。
 フィンランドでは同国空軍が運用しているF/A-18C/D戦闘機の置き換えを図る「HXプログラム」を進行しており、ロッキード・マーティンがF-35、ボーイングがF/A-18E/FおよびEA-18G、ダッソーがラファール、NETMA(NATOユーロファイター・トーネード管理機関)とBAEシステムズがユーロファイター・タイフーン、サーブがグリペン、をそれぞれ提案しているところ。・・・

 

※写真=米国務省はフィンランドへのF-35、F/A-18E/FおよびEA-18GのFMSを承認した。写真はボーイングが提案しているEA-18G(提供:ボーイング)

※写真=スイス向けFMSの時と違い、機種・機数が異なるため単純比較は出来ないが、F-35のコストパフォーマンスの高さが際立つ(提供:ロッキード・マーティン)