記事検索はこちらで→
2020.10.13

WING

ドイツの次期小銃選定作業、提案を再度評価へ

落選のH&Kが勝者のヘーネルを特許侵害と申請

 ドイツ国防省は10月9日(ドイツ現地時間)、ドイツ連邦軍の新型アサルトライフル(次期小銃)選定において、各社の提案を再評価すると発表した。
 ドイツの次期小銃選定では、最終的にヘッケラー&コッホ(H&K)がHK416とHK433を、C.G.ヘーネルがMK556を提案。今年9月15日にドイツ国防省はヘーネルを選定したが、これに対してH&Kが異議申立てを行っていたところ。
 ドイツ国防省の発表によれば、H&Kは今年9月30日に連邦カルテル庁に審査を申請。これに基づき、連邦軍装備情報技術運用庁(BAAINBw)はヘーネルの特許権侵害の可能性について調査を行い、ヘーネルがH&Kの特許を侵害している可能性を排除出来ないという結論を得たという。このため、ヘーネルの選定を取消し、あらゆる面を考慮して各社の提案を再評価するとしている。