WING
19年度FMS調達実績額は前年比約71%増の約6972億円
年度末時点での未納入額は約49%減の約166億円
防衛装備庁は10月16日、2019(令和元)年度の有償軍事援助(FMS)調達における調達実績額、未納入額、未清算額について発表した。これによると、2019年度のFMS調達実績額は前年から約2894億円増えた約6972億円(前年比約71%増)に、未納入額は約160億円減の約166億円(同約49%減)、未清算額は約161億円減の約332億円(同約33%減)になった。また、未納入額は直近5ヵ年度平均
の252億円に比べると約34%減になるとのこと。
未納入額の内訳については、今回初めて装備庁と各幕が一体となって分類作業を実施した。これによると、物品のFMSでは、実際に部隊に物品が納入されていないものが約38億円、物品が納入されているが米国防省会計機関発行の計算書が届いていないものが約12億円、物品は納入されており計算書も届いているが、出荷証書との突き合わせが出来ていないため対価額を確定出来ないのが約16億円、価格の変動に備えて留保しているものが約48億円になるとしている。・・・
※写真=2019年度FMS調達実績額は前年比約71%増の約6972億円になった