護衛艦「おおなみ」とEU連合がジブチへ共同寄港

日EU協力インド太平洋にも拡大、アジアパートナー期待

　海賊対処活動に従事する海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」と欧州連合海軍部隊（ソマリア・アタランタ作戦）の艦艇および哨戒機は10月15日、ジブチに共同寄港して日本・EU両部隊間の海賊対処連携を再確認した。
　この共同寄港は、去る5・6日にソマリア沖アデン湾で行った共同海上訓練に続くもの。式典では軍当局者や関係者が出席し、EUから現地学校へ感染症対策支援のための個人防護具と文房具を寄贈し、日本からはスポーツ用具および文房具を寄贈した。共同寄港の間には、日EU双方の高官がテレビ会議を行い、海洋分野でのさらなる協力に向けた計画を協議した。

※写真＝10月5・6日に行った日EU共同訓練（提供:防衛省）