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2020.10.21

WING

岸防相、豪州軍の武器等警護「重要な意義」

警護実施へ調整、インド太平洋でのプレゼンス向上

 岸信夫防衛大臣は10月20日の閣議後会見で、自衛隊がオーストラリア(豪州)軍の武器等警護を行うよう調整を開始することについて、日本と豪州が米国との同盟国であり、普遍的価値や戦略的利益を共有する「特別な戦略的パートナー」であることを強調。その上で、自衛隊法第95条の2に基づく豪州軍の武器等警護は「自衛隊と豪州軍が相互運用性を高め、平素から連携する基礎となるもの」であるため、日本の平和と安全、日豪防衛協力にとって「重要な意義がある」との考えを示した。
 岸大臣は会見前日の19日に、日本を訪れた豪州のリンダ・レイノルズ国防大臣と会談。日豪間の防衛協力を高めるとともに、自衛官による豪州軍の武器等警護任務の実施に向けた体制構築に必要な調整を開始するとして、共同声明に盛り込んだ。この調整の開始について岸大臣は、両国間の防衛協力が深化する中、普段から両国間で連携した活動を行う機会が一層増加してきたとして「日豪間の相互運用性の向上が不可欠」になっていると説明した。この日豪間の協力は「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けて必要だとして、豪州との防衛協力をさらに深目ていく考えだ。・・・

 

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※写真=19日の日豪防衛相会談の様子(提供:防衛省)