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JAXA、「だいち2号」で豪雨被害の観測を実施
浸水域、土砂災害箇所、橋の流失などが明らかに
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月11日、平成30年7月豪雨に関して国土交通省などの要請で7月5日から8日にかけて実施した地球観測衛星「だいち2号」の観測結果を発表した。岡山県倉敷市の浸水域、広島県の土砂災害箇所など広域の被害状況、また橋の流失なども、豪雨以前の観測結果と比較して明確にしている。
公表画像はいずれもPALSAR-2合成開口レーダーの分解能3メートルの高分解能モードで撮像されている。「だいち2号」の観測は計5回(北行軌道3回、南行軌道2回)行った。
※写真=岡山県の浸水域画像。水色が浸水域(提供:JAXA)