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日米統合演習「キーン・ソード」相互運用性強調
山崎統幕長とシュナイダー司令官がCV-22で「かが」着艦
防衛省・自衛隊は10月26日、米軍との共同統合実動演習「キーン・ソード」を日本周辺海空域で開始した。水陸両用作戦などを含め、離島地域の防衛などを実施。日米間の共同対処能力向上などを図る。この日四国沖約240キロの海域では、海上自衛隊の「かが」や、米空母「ロナルド・レーガン」など艦艇が訓練を行い、山崎幸二統合幕僚長およびケビン・シュナイダー在日米軍司令官がCV-22オスプレイで「かが」へ着艦。合同記者会見で演習開催を宣言し、山崎統幕長から「かつてないほど強固になった日米同盟の姿を内外に示すよい機会」と述べて、大規模な合同演習を行う意義の高さを強調した。
山崎統幕長は会見の冒頭で、今年が日米安保条約締結60周年目だとして、より強固になった日米同盟をアピールした。日本周辺の安全保障環境がより厳しさを増す中で「自衛隊の即応性と、日米相互運用性の向上が重要」だと説明した。さらに現在は、世界的に新型コロナウイルス感染症の拡大が継続している状況だとするも、日米同盟が揺るぎない強さを示さなければならないとし、演習を通じて「同盟のさらなる深化・拡充を図っていかなければならない」と述べた。・・・
緊張高まる中国の行動、南シナ海行動など問題視
※写真1=共同記者会見の様子(提供:統合幕僚監部)
※写真2=参加艦艇・航空機の全景(提供:統合幕僚監部)