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中部空港上半期、旅客数は90%減の72万人
旅客数、発着回数、構内営業売上が過去最低に
中部国際空港会社がまとめた2020年度上半期(4-9月)の空港運営実績によれば、国際線・国内線をあわせた航空旅客数(速報値)は、対前年比90%減少した72万4281人となった。中部空港会社によれば、旅客数、発着回数、構内営業売上のいずれの数値でも、過去最低の数字を記録した。
旅客数のうち、国際線旅客数はわずか3375人。言うまでもなく過去最低の数字だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中部空港の有していた航空ネットワークが崩壊したことが影響した。このうち日本人旅客数は382人、外国人旅客数は2969人で、通過客は24人だった。
一方、国内線旅客数も79%減少した72万906人に留まり、上期実績として過去最低となった。
ネットワーク崩壊の影響で、航空機発着回数も68%減少した1万8756回に。このうち国際線は90%減少した2454回、国内線は52%減少した1万6302回だった。
旅客数の大幅な減少を受けて、構内営業売上高も95%減少した10億500万円と低迷。免税店売上は600万円、一般物販店は87%減の6億5300万円、飲食店は89%減の3億4700万円だった。・・・
発着回数、国際貨物は32%増
上期では過去3番目に多い数字に
※写真=中部空港の今上期旅客数は72万人に。旅客数、発着回数、構内営業売上のいずれの数値で過去最低を記録した