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2020.10.28

WING

AiRO、成田で貨物牽引車の自動走行実験へ

 自動走行車両研究を推進するAiROは11月10日から12日まで、成田国際空港の制限エリア内で旅客手荷物や貨物輸送を想定した自動走行貨物牽引車による実証実験を行う。この実験には日本航空(JAL)の協力して、自動運転技術および無人運転を想定した遠隔監視システムを検証する。
 この3日間の実証実験では、貨物牽引車が運搬用コンテナ4台を牽引し、成田第2ターミナル本館からサテライトおよび駐機場までの区間を往復するというもの。複数のセンサーで、自己位置や周囲を認識しつつ、事前に取得した高精度走行マップに沿って自動走行する。
 AiROは丸紅とZMPの合弁会社で、これまで国土交通省推進の「空港制限区域内の自動走行にかかわる実証実験」の取組みとして、3回の実証実験を行ってきた。これまではミニバンやバスを用いた自動走行実験だったが、今回は新開発のZMPのCarriRo Tractor(キャリロトラクター)25Tを使って、初めて自動貨物牽引車の実験を行う。