ZIPAIR、ホノルル線は11月中旬に準備整う

開設時期未定、貨物収入期待薄く慎重に判断

　日本航空（JAL）傘下のZIPAIR Tokyo（ZIPAIR）は、「11月中旬にはハワイ就航のための各種書類などの準備が整う見通しにある」にあることを明かした。
　米国ハワイ州知事は去る10月27日、来る11月6日から日本からの観光客などについて、渡航前に実施する新型コロナ検査で陰性であることが確認されれば、ハワイ到着後2週間の隔離措置を免除することを表明済みにあるなど、追い風が吹いている。
　ZIPAIRは当初10月25日の冬ダイヤ開始頭から成田-ホノルル線開設を目指していたが、その計画は後ろだおしに。去る10月5日にはホノルル線開設に必要な180分ETOPSを航空局から取得済みにあるほか、同社の社内では着々とホノルル線開設準備は整えている様相だ。
　ただ、一方で「仁川線、バンコク線と異なり、ホノルル線は貨物需要が低い」とみている。・・・

来年3月末までの成田-仁川線など航空券販売
長期間のチケット販売で需要拡大に期待も

※写真＝ZIPAIR待望の成田-ホノルル線の就航準備は11月中旬に整う見通しに。ただし貨物収入は仁川線などに比べて期待薄く、旅客需要でしっかりとしたビジネスモデルを構築しなければならないというハードルがある