★静鉄観光サービス、コロナ禍で3月末営業終了

　創業55年、親しまれたオレンジツアーに終止符

　静岡鉄道グループの旅行会社、第1種旅行業の静鉄観光サービスは、新型コロナウイルス感染症の影響で事業継続が困難と判断し、来年3月31日で営業を終了する。団体旅行の減少、インターネットの普及など経営環境の悪化にコロナ禍が加わり、これ以上の事業継続は困難として営業終了を決めた。
　同社では、新規の申込み受付は12月末で終了、現在受けている予約は旅行帰着日が来年3月31日までの場合、静鉄グループとして責任をもって対応するとしている。また、旅行出発日が来年4月1日以降の場合、顧客と相談し、できる限り対応するとしている。
　静鉄グループは1965年に静鉄観光サービスを設立し、静岡県を代表する旅行会社として成長してきた。地元では、ブランド名の「オレンジツアー」として県民に親しまれていた。

※画像＝静鉄観光サービスが来年3月31日で営業終了（同社公式ウェブサイトから）