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2020.11.05

WING

防衛省、海賊対処の部隊派遣継続で増員検討

コロナ禍でもP-3Cの故障対応で自己完結目指す

 防衛省でこのほど、ソマリア沖・アデン湾へ派遣する海賊対処部隊の増員を検討していることが分かった。P-3C航空部隊では4月に、交代のため日本へ戻る途中のベトナムでエンジントラブルが発生したが、コロナ禍で民間航空機の運航が不安定な中、修理要員の派遣がままならない状況だった。それを踏まえ、自衛隊だけで自己完結できるよう、空輸隊などの増員を検討する。さらに、ジブチ拠点では施設の老朽化が進んでいる。2021年度から改修を開始するとして、派遣海賊対処行動支援隊の人員についても、増員の検討を進める考えだ。
 自衛隊では11月19日に、海賊対処活動が期限を迎える。しかし、・・・

 

※写真=海賊対処で活動するP-3Cの海外故障に対応するため、派遣部隊の増員を検討する