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空飛ぶクルマ、重視ポイントは「安全信頼」「料金」
三菱総研調査、空飛ぶクルマ「知らない」人67.1%
三菱総合研究所がこのほど行なった空飛ぶクルマに関するアンケート調査で、空飛ぶクルマの利用に際して最も重視するポイントについて、「安全性・信頼性」を挙げた人が76%にのぼったことが明らかになった。次いで「料金の安さ」と回答した人は67.4%となったほか、「時間短縮効果」も47.6%の人が重視した。一方、全体の67.1%もの人々が、空飛ぶクルマを「知らない」と回答するなど、連日のように様々なメディアなどで取り上げられながら、その認知度が依然として低い状況も浮き彫りとなった。
このアンケートは三菱総合研究所が8月25日~27日に、全国の男女6万5703人(男性:3万2217人、女性:3万3486人)を対象にインターネットを利用して行なったもの。1人乗り~4人乗り規模の空飛ぶクルマを想定し、スマホなどから座席を予約し、出発地近くの専用ポートから目的地や経由地のポートまで自由に移動することができるものを想定した。さらに15km~300kmの移動に空飛ぶクルマを利用すると、移動時間は車・電車の約4分の1にあるとし、km・人あたりの利用料金は電車の約10倍、タクシーと同程度になることを前提条件とした。
認知度に地域差みられず
認知度高い人ほど利用意向高い傾向
70%以上が住まい近隣上空飛行に否定的
カギは空飛ぶクルマ認知度向上か
住まい上空通過1日1回以上許容は60%
緊急時のみは31%、許容できないも10%
※写真=空飛ぶクルマで重要なのは安全性や信頼性。認知度向上も課題だ(提供:スカイドライブ)