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2020.11.09

WING

川崎重工業、朝日航洋からBK117-D3受注

 川崎重工業は11月6日、朝日航洋からH145//BK117D-3を受注したことを発表した。朝日航洋がD-3を発注したのは今回が初めて。朝日航洋はドクターヘリとして運用する計画だ。なお、川崎重工業にとって今回の受注が5機目のD-3型機の受注となった。
 D-3最大の特徴は5枚のメインローター・ブレードを有することだ。さらに、有効搭載重量を約150kg増加することに成功しており、このうち最大全備重量を約100kg増加、機体重量を約50kg軽減させた。
 さらに点検項目の削減および整備が容易な構造の最新式メインローター・システムの採用により整備期間を約50%短縮することができる。
 なお、BK117ヘリコプターは、エアバス・ヘリコプターズと国際共同開発した中型双発機。1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ねており、川崎重工業納入分(11月6日現在)は179機、エアバス納入分を合わせると全世界で1600機以上の納入実績を持つ。

 

※写真=朝日航洋からBK117D-3を受注した(提供:川崎重工業)