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2020.11.11

WING

KAMS、ノルウェーのF135MRO&U施設を運用開始

2021年末までの初期運用能力を達成目指す

 コングスベルグは11月9日(ノルウェー現地時間)、事業会社のコングスベルグ航空整備サービス(KAMS)がプラット&ホイットニー(P&W)と契約を結び、ノルウェー・リュッゲに所在するF135エンジンのMRO&U施設の運用を正式に開始したと発表した。
 MRO&U施設はF135エンジンのメンテナンス・修理・オーバーホール・アップグレードを行う施設で、KAMSのMRO&U施設は世界で5つ設置する予定の施設の1つとなっている。KAMSは、今回の契約により、MRO&U施設の立ち上げ段階から資格取得と運用段階に移行し、2021年末までに初期運用能力を達成するとしている。
 P&Wは、「F-35フリートが世界中の空軍基地に拡大する中、我々はF135エンジンをそのライフサイクルを通して維持するためのグローバルなMRO&Uネットワークの確立に注力している」と述べた上で、「今回の契約は欧州地域におけるF135エンジンのMRO&U能力確立のマイルストーンであり、ノルウェーのMRO&U認証に関してKAMSチームと協力関係を継続することを楽しみにしている」と述べている。・・・