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2020.11.12

WING

露国産エンジン搭載のMS-21-310型試験機完成

 統一航空機製造会社(UAC)は11月10日(ロシア現地時間)、傘下のイルクートが国産エンジンPD-14エンジンを搭載した民間旅客機MS-21-310型試験初号機を完成させたと発表した。完成した機体は11月6日に最終組立工場からイルクートの飛行試験部門に引き渡したとのこと。
 イルクートが開発中のMS-21型機は200席クラスの民間旅客機で、A320型機や737型機相当の機体。エンジンはプラット&ホイットニーのPW1400Gエンジンと国産のPD-14エンジンが選択可能となっており、現在はPW1400Gエンジン搭載型(MS-21-300型機)の試験飛行が先行している状況だ。
 今後は、初飛行準備として機体システムのチェックを実施し、エンジンの地上試験、飛行場内のタキシー試験などを行うとしている。

 

※写真=MS-21-310型試験初号機(提供:UAC)