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2020.11.16

ウイングトラベル

★中部空港、中間損失94億円超と過去最大赤字

 財投機関債を最大195億円発行で追加資金調達

 中部国際空港会社は11月13日、2020年度中間決算(4-9月)を発表した。それによると、売上高は対前年同期比81.2%減の67億6000万円、営業損益は前年同期の59億6000万円の黒字から91億3000万円の赤字、経常損益は59億2000万円の黒字から85億4000万円の赤字、中間純損益は38億3000万円の黒字から94億5000万円の大幅な赤字に転落した。
 都内で記者会見した中部空港会社の各務正人副社長によれば、「中間期としては開港以来、最大の損失を計上し、極めて厳しい結果となっている」ことに言及。営業損益としては開港以来初めて赤字に転落したほか、経常損益および中間純損益ベースでは2009年中間期以来の赤字を計上したことを明らかにした。

 

 空港事業収入は67%減の52億円
 国際線旅客99.9%減、国内も51.6%減
 通期予想、最終損失202億円と過去最大の赤字
 国際線は現状継続で2万人、国内は170万人予想

※写真=会見する中部空港会社の各務副社長