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UEC-クリーモフ、VK-1600Vの試作設計完了
Ka-62用エンジン、21年初頭にベンチテストへ
ロステックは11月16日(ロシア現地時間)、統一エンジン製造会社(UEC)傘下のUEC-クリーモフがVK-1600Vエンジンのプロトタイプ設計を完了したと発表した。
VK-1600Vは民用ヘリコプターKa-62用に設計している1300馬力から1800馬力級の新型エンジン。設計にあたっては、ロシア連邦航空局や認証機関などの関係者らによって構成した委員会がUEC-クリーモフが提出したVK-1600Vの設計を検討し、耐空性と環境保護性能を十分に備え、エンジン要件を確保していることを確認して認証作業および試験範囲を決めたという。なお、VK-1600V用自動調整ユニットBARK-15Vも同様に委員会から設計の確認を受けている。
UEC-クリーモフは今後の予定として、2021年初頭にVK-1600Vのデモエンジンを用いたベンチテストに入り、2023年の認証取得を予定していると述べている。
※画像=VK-1600Vエンジンの3Dモデル(提供:ロステック)