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UVZ、T-90M戦車搭載機器が国家試験に合格
操縦手用ディスプレイ複合体など、量産開始へ
ロステックは11月16日(ロシア現地時間)、ウラルヴァゴンザヴォード(UVZ)傘下であるエレクトロマシーナが開発したT-90M「ブレイクスルー3」戦車搭載機器の国家試験に合格したと発表した。今回合格したのは、操縦手用ディスプレイ複合体と高射機関銃用コントロールユニットで、今後これら機器の量産を開始するとのこと。
この操縦手用ディスプレイ複合体は、戦車各所のセンサーやアクチュエータから情報を収集して、操縦手に戦車の状態に関しての情報を表示するもので、例えばエンジンの回転数が特定のしきい値を超えた場合などに「停止」や「ブレーキ」、「ギアを下げろ」といった指示を表示するという。また、車内火災の発生警告や乗員用NBC(核・生物・化学戦)防護装置なども自動制御するとしている。
また、・・・
※写真=T-90M「ブレイクスルー3」戦車に搭載する操縦手用ディスプレイ複合体(提供:ロステック)