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FAA、737MAX飛行禁止命令解除
禁止命令解除も直ちに運航再開できず
米連邦航空局(FAA)のスティーブ・ディクソン長官は11月18日、737MAXの飛行禁止命令を解除し、運航再開を承認したことを発表した。飛行禁止命令を解除すると共に、運航再開までに実施すべき設計変更を規定した耐空性改善命令(AD)をあわせて発表。さらに海外の航空当局に対して耐空性継続通知(CANIC:Continued Airworthiness Notification to the International Community)を行ったほか、飛行再開に向けたパイロットの追加訓練要件なども公表した。
ただ、今回飛行禁止命令が解除されたものの、737MAXの実運航再開には、もうしばらく時を要することになりそうだ。FAAはADなどに記された措置を実施したとしても、「MAXは直ちに運航を再開することはできない」と釘を刺し、各社が同型機の運航を即日再開する訳ではないことを強調した。
FAAが発行したADには、航空会社が同型機の商業運航再開前に満たすべきいくつもの要件が明記されており、そのなかには事故の原因ともなった飛行制御システムのソフトウェアをアップデートすることのほか、ワイヤーセパレーションの変更、パイロットの追加訓練の実施などを求めている。さらに、長きに亘って運航停止状態が続いたため、運航を開始を前に徹底した機体の保全解除を実施することなどについても運航再開の要件とした。
またFAAが強調したように、・・・
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※写真=FAAが737MAXの飛行禁止命令を解除。20ヵ月にも亘る飛行禁止命令が解除されたことは大きなマイルストーンだが、それでも直ちに運航を再開することが出来るわけではない
※写真=737MAXの飛行禁止命令解除を説明するFAAのスティーブ・ディクソン長官