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JAL、新株式売出し1株1916円に、最大1826億円調達
日本航空(JAL)はこのほど発行する新株式の売出価格が1株当たり1916円になるとし、調達額は最大約1826億円になる見通しだとした。当初の調達額は最大で約1680億円を見込んだが、当時よりも株価が上昇したため、調達が見込める金額が約146億円増えた。
JALグループは、新株の売出しによって獲得した資金をポストコロナの事業構造見直しに充てる。普通株式は国内外へ9086万9600株を発行し、オーバーアロットメントにより913万400株を発行することで、合計で1億株を発行する。そうして調達した資金のうち、800億円を二酸化炭素排出量削減と社会的課題解決へ充てるとしてA350への更新の原資とする予定。さらにポストコロナのために事業構造変革のため150億円で、提携するLCCへの融資などに充てる。さらに社会的ニーズに対応するために50億円を投資するとし、残額については有利子負債の返済資金へ充当する予定だ。