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2020.11.24

WING

IATA、ジュニアックCEOが来年3月末退任

後任は元IAGのCEOウィリー・ウォルシュ氏

 国際航空運送協会(IATA)のアレクサンドル・ドゥ・ジュニアック事務局長兼CEOが来年3月31日付で退任する。後任には元インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)CEOであるウィリー・ウォルシュ氏がIATAの第8代トップに就任する予定だ。IATAによると、ジュニアックCEOは数ヵ月前に退任する意向を協会側に伝えていたとのことで、11月24日に開催予定の年次総会(AGM)において、ウォルシュ氏が次期CEOとして推薦される。ウォルシュ新体制は4月1日付で発足する。
 ジュニアックCEOがIATAのトップに就任したのは2016年9月のこと。以来、世界の航空業界の代弁者として、世界各国政府などに業界の意見や提言などを発信し続けてきた。とくに新型コロナウイルスのパンデミックが顕在化した今年、未曾有の危機に見舞われている航空業界を救うべく奔走。毎週のようにメディアを通じて業界の危機や支援の必要性を訴えてきたほか、国際航空機関(ICAO)などと連携して業界回復に向けた道筋を立てることなどに追われた。・・・

 

※写真=コロナ禍で業界救済・立て直しに奔走してきたジュニアックCEOが来年3月末で退任する(提供:IATA)