WING
IATAトラベルパス、21年第1四半期に実装へ
陰性・ワクチン情報を政府・航空会社・渡航者などで共有
国際航空運送協会(IATA)は11月23日(ジュネーブ現地時間)、開発中の「IATAトラベルパス」が最終開発段階に入ったことを明らかにした。IATAのアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEOは「今後数ヵ月の間には市場に投入する。これによりトラベルバブルやパブリック・ヘルス・コリドー(PHC:航空機等を安全に運航するための公衆衛生対策)のニーズにも対応する」と話し、まもなく実装可能な状態となるとの見方を示した。IATAによれば、国境を跨いだ最初の運用試験は年内に予定されており、2021年第1四半期(1-3月)には実装することを目指していることを明かした。
「IATAトラベルパス」は、各国政府が厳しい出入国規制を講じている国境を、安全に再開放することを支援することが狙いだ。各国政府は検疫措置に依らず、新型コロナ検査の利用が各国間で広がりつつあるが、「IATAトラベルパス」は政府、航空会社、ラボ、そして渡航者間において必要な検査やワクチン接種情報などといった一連の情報を安全に管理・検証することができるようにする。・・・
※画像=IATAは開発中の「IATAトラベルパス」を2021年第1四半期中に実装可能として開発最終段階にあることを明かした。今年末には運用試験を実施する予定だ(提供:IATA)