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岸防相、中国へ日本の懸念伝える「意思疎通重要」
双方で理解深めれば防衛協力も推進
岸信夫防衛大臣は11月24日の閣議後会見で、中国の王毅外相が来日したことを踏まえ、防衛大臣として中国の軍事動向が日本を含む地域の安全保障上、強い懸念になっているとして、「(日本側の)率直な懸念をしっかり伝えるという意思疎通を図っていくことも重要」だと述べ、日本側の考えを率直に伝えたい意向を示した。さらに岸大臣は、日本側の主張を伝えた上で今後、「中国との防衛協力を進めていきたい」と話した。
岸大臣は、日中間に様々な懸案があるとし、この度のようなハイレベル会談によって、ひとつずつ懸案を解決していかなければならないとした。その上で防衛分野では、日本側の懸念を伝えつつ、中国側の意図を理解できれば、防衛協力も可能だとする見方を示した。
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