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日加防衛相電話会談で緊密連携の継続確認
北の瀬取り監視を評価、東・南シナ海で意見交換
岸信夫防衛大臣は11月25日、カナダのハルジット・シン・サージャン国防大臣と電話会談を行い、北朝鮮や東シナ海・南シナ海など地域情勢に引き続き緊密に連携していくことを改めて確認した。特に北朝鮮の違法な瀬取りを監視するため、感染症が拡大する中でもカナダ軍が航空機や艦艇を派遣していることを評価した。会談では引き続き、北朝鮮の全大量破壊兵器と全射程の弾道ミサイルについて、完全、検証可能、不可逆的な廃棄(CVID)の実現へ、連携を続けていくことを再確認した。
また、力を背景とした一方的な現状変更の試みや、緊張を高めるいかなる行為について、強く反対するとした明確なメッセージを発信することで一致したという。東シナ海・南シナ海で活動する中国をにらんだ対応だと見られる。その上で両大臣は、全国家が航行と上空飛行の自由を含む国際法の遵守について、重要性を強調した。・・・
※写真=カナダ軍は12月上旬まで、嘉手納飛行場をベースにCP-140哨戒機で洋上監視を行う(提供:防衛省/出典:カナダ国防省)