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2018.07.18

WING

SUBARU/ベル、新型民間向けヘリ412EPXで協業

UH-Xのベース、陸自納入は22年計画

 

 SUBARUと米国ベル・ヘリコプター・テキストロン社(ベル)は7月17日、ファンボロー国際航空ショーで陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプター(UH-X)のプラットフォームとなる民間向け最新ヘリ「SUBARU BELL 412EPX」を発表。両社共同で事業協力を行う。
 412EPXは今年7月5日、カナダ・ミラベル市のベル社施設における民間型試作機の試験で、米国連邦航空局(FAA)から型式証明を取得。これまで412型機で高く評価された多用途性や信頼性を維持しつつ、さらに能力を向上させている。具体的には、メイン・ローター・ギアボックスの強化が図られ、ドライラン能力の向上によって、ギアボックス内の潤滑油が抜けた状態で、30分間の飛行継続を可能としている。さらに最大全備重量を約5500キロ(1万2200ポンド)まで増加させ、マスト・トルク出力向上11%(飛行速度60ノット(時速約111キロ)以下)などの性能改良が図られている。

 

画像=SUBARU BELL 412EPXのイメージ(提供:SUBARU)