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2020.12.02

WING

9月の航空輸送統計、規制厳しく国際旅客96.7%減

国内定期は64%減と回復傾向、自粛緩和影響か

 

 国土交通省がまとめた9月分の航空輸送統計は、国際航空の旅客輸送が対前年同月比96.7%減の6万2000人、人キロベースで95.5%減の3億8915万3千人キロ、座席利用率が19.5%となった。感染症拡大による渡航・入国規制の影響で、航空各社では大幅な減便・運休を実施。8月に続いて、旅客輸送がゼロベース近くまで減少した。
 国内定期航空では、旅客輸送量が64%減の333万9000人で、人キロベースが63.7%減の31億2378万2千人キロ、座席利用率が56.8%だった。8月には7割超の減少だったが、約6割減まで回復。月内には都の移動の自粛が緩和されるなど、旅客輸送が大幅に減少する中でも、需要の戻りが見られた。

 

※写真=国際旅客は厳しくも、国内定期は4割台まで回復