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防衛省・自衛隊、馬毛島整備が南西の守り強化へ
F-35Bの発着艦訓練も予定、後方支援施設として重要
防衛省・自衛隊は、鹿児島県馬毛島で進める自衛隊施設の整備について、施設の必要性を強調して地元への理解を深め、整備の円滑化を図る。地元が反発する理由の一つとなっている米軍の空母艦載機着陸訓練(FCLP)については、日中から深夜まで実施するとし、訓練期間は事前準備を含め約1ヵ月間、年間1回から2回の頻度で実施する予定だとする。しかしながら、自衛隊でも南西方向へ伸びる島しょ地域防衛のため、馬毛島の施設が大変重要になる。訓練施設の充実化を図るだけでなく、後方支援施設として最適な場所であることを強調して、国土を守るためにも不可欠な施設になるとした。
※図=馬毛島に自衛隊施設を造れば、本州の長さに匹敵する長大な南西地域の守りを強固にする。後方支援施設としても極めて重要だ(提供:防衛省)