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2020.12.03

WING

ノースロップ、155ミリ砲弾射程延伸技術を試験

射程100キロ以上を達成する可能性を実証

 ノースロップ・グラマンは11月30日(米ボルチモア現地時間)、固体燃料ラムジェット(SFRJ)エンジンコンセプトに関する複数段階の試験に成功したと発表した。
 これは、米陸軍が進める長距離精密射撃を可能とするための技術であるXM1155射程延伸砲弾(ERAP)プログラムの第1弾として実施したもので、試験では砲発射時の安全性と性能予測を検証し、発射体(砲弾)の射程を100キロメートル以上に延伸する可能性を実証したという。
 日本を含む西側諸国のデファクトスタンダードとなっている155ミリ砲弾の射程は、使用する砲弾や装薬によって差異があるが、大体の砲で通常弾が24キロから30キロメートル程度、砲弾底部形状を改良したベースブリード弾で・・・

 

※写真=ノースロップ・グラマンは米陸軍のXM1155射程延伸砲弾プログラムで、固体燃料ラムジェット(SFRJ)エンジンコンセプトに関する複数段階の試験に成功した(提供:ノースロップ・グラマン)