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エンブラエル、今後10年で最大150席級機需要は4220機
ジェット機は75%が更新需要、ターボプロップは1080機需要
エンブラエルは12月2日(サン・ホセ・ドス・カンポス現地時間)、同社が手がけている最大150席クラスまでの航空機市場における今後10年間(2020-2029)の需要予測を明らかにした。このなかでエンブラエルは、最大150席クラスの新造ジェット機需要は4420機と予測。一方、ターボプロップ機の新造機需要は1080機と予測した。
エンブラエル民間航空機部門のアルジャン・メイジャー社長兼最高経営責任者(CEO)は「世界的なパンデミックの短期的影響は、航空機の新規需要に長期的な影響を与える」との見方を示しつつ、「当社の予測は、すでに見られている傾向を反映している。つまり経年劣化して効率が落ちた航空機の早期退役、さらには旅客需要の減少に合わせて収益性の高い小型機を好む傾向がある」ことを明らかにした。その上で、「航空サービスの回復における国内線および地域航空会社ネットワークの重要性は高まる。150席クラスまでの機体が、航空業界の早期回復に大きく貢献するだろう」と話した。・・・
※写真=エンブラエルは今後10年間で150席までのジェット機需要は4220機と予測した。コロナ影響で市場動向に変化も