米国、2020年度武器輸出金額は約1750億ドルに

FMS関連は約507億ドル、DCSが1243億ドル

　米国防総省安全保障協力庁（DSCA）は12月4日（米国現地時間）、ハイディ・グラント長官と米国務省のR.・クラーク・クーパー国務次官補（政治・軍事担当）が、2020年会計年度における米国の武器輸出金額および安全保障協力の取り組み実績を発表した。
　これによれば、有償軍事援助（FMS）および直接商業売却（DCS）、対外軍事基金（FMF）プログラム、パートナー国の能力構築（BPC）プログラムなどを含む、2020年会計年度の武器輸出金額は前年比2.8％増の1750億8000万ドルになった。武器輸出金額の内訳としては、FMS関連では同盟国またはパートナー国が購入資金を支払うFMSプログラムでの武器販売が約447億9000万ドル、FMFプログラムでの武器販売が約33億ドル、BPCプログラムによる武器販売が約26億9000万ドルの、合計約507億8000万ドル。DCSが計1243億ドルとなっている。・・・

日本のFMS金額は過去70年間実績で世界第3位に