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2018.07.19

WING

ボーイング、民間航空機市場予測を発表

今後20年間に4万2700機、サービス含め15兆ドル

 

 【英国ファンボロー:渡辺謙一】ボーイングは7月17日(現地時間)、ファンボロー・エアショー会場で民間航空機の今後20年間の市場予測を発表、需要総数は昨年の予測より4.1%増加した4万2730機であり、金額にして6兆3000万ドル、更にMROなどの維持費市場を合わせると15兆ドルの規模になるとしている。
この予測を発表したボーイング社のランディ・ティンゼス民間機マーケティング担当バイスプレジデントは、「世界中のすべての地域で経済成長が見られ、これに同期して世界中の航空旅客数が順調に拡大すると見ている。この強い航空旅客需要は拡大を続ける中国、インドばかりでなく、欧州や北米といった成熟市場でも増加傾向が強い」と説明した。
2037年までの新造民間航空機のサイズ別引き渡し機数は、単通路機が3万1360機と圧倒的に大きな需要を予測、広胴機、リージョナル機、貨物機の順序は例年と同じだ。

 

※写真=民間機マーケティング担当バイスプレジデントのランディ・ティンゼス氏