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2020.12.07

WING

11月の緊急発進は52回、中国28回、露機が24回

4月に比べ大幅減、頻繁な日本接近に引き続き警戒

 統合幕僚監部は、11月に航空自衛隊が実施した緊急発進回数が52回になったことを明かした。そのうち推定も含め中国機に対して実施したのは28回で、ロシア機に対しては24回だった。月別で見れば、最も多かった4月の91回と比べると4割以上も回数が減少していて、中国機に対する緊急発進回数が減少した。しかしながら、中国・ロシアとも日本近隣で活発な飛行を継続していて、引き続き警戒が必要だ。
 今年度、中国機に対する緊急発進が最も多かった4月は64回で、8月がそれに次ぐ45回だった。前月の10月は40回で、年度内3番目に多かったが11月には28回にとどまった。ロシア機による日本接近は、毎月おおむね20回から30回発生している。中国・ロシアとも頻繁に日本への接近を繰り返している状況だ。・・・

 

※写真=緊急発進に備えて待機するF-15戦闘機、海外航空機の接近に備える警戒管制レーダーおよび兵器管制官(提供:統合幕僚監部)