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岸防相、洋上プラットフォームも常続警戒可能
補助的に既存イージス艦を活用、人員確保課題に
岸信夫防衛大臣は12月4日の閣議後会見で、イージス・アショア代替案として検討を進める移動式洋上プラットフォームについて、現有のイージス艦8隻と組み合わせることで、日本全域を「常時持続的に防護し得る体制を構築することは可能であると考えている」と述べて、イージス・アショアを配備したときと同様に24時間365日、日本を守ることが可能だと強調した。
廃止となったイージス・アショア整備では、日本全土を常時常続で警戒監視・防衛できるようになることが最大のメリットだった。しかしこの整備が廃止となり、代替案として洋上の移動式プラットフォーム案で進むことになれば、陸上配備でなくなった時点で、24時間365日の警戒監視は事実上不可能になる。定期的にドックでの整備が必要になるためだ。岸大臣は、そうした問題に「定期整備や、気象海象の影響によって、常時持続的な体制に制約がついてしまう」と認めつつも、現在の弾道ミサイル防衛(BMD)を担い、体制の強化・整備を進めるイージス艦8隻との組み合わせで、イージス・アショアと同等のBMDが可能だとした。・・・
※写真=BMDのメインは洋上の移動式プラットフォームに。既存のイージス艦も引き続きBMDをおこなって常続監視を可能にする(提供:海上自衛隊ホームページ)