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2020.12.07

WING

はやぶさ2、豪州で再突入カプセル回収

はや次なる目的地へ、2031年7月到着
 
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月6日、小惑星「リュウグウ」から地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ2」再突入カプセルについて、そのカプセル本体、ヒートシールド、パラシュートを、着陸地点の豪州ウーメラ立入制限区域内で回収したことを発表した。
 JAXAによれば、現地本部で回収したカプセル本体から小惑星「リュウグウ」のサンプル由来と考えられるガスの採取作業を本日7日にも行う予定だという。
 なお「はやぶさ2」は、カプセル分離後、12月5日15時30分から16時30分(日本時間)にかけて、地球圏離脱軌道への遷移のための軌道変更を3回に分けて実施し、12月5日16時31分に完了するなど、正常に稼働している。「はやぶさ2」は小惑星「1998KY26」へ向かい、新たなミッションに挑み、2031年7月に到着する予定だ。新たな航海の先は、今年9月にJAXAが発表していた。・・・

 

※写真=豪州で観測されたはやぶさ2の再突入カプセルの再突入時の映像(提供:JAXA)