岸防相、ADMMプラスのテレビ会議参加へ

インド太平洋の平和と安定確保で日本の考え発信

　岸信夫防衛大臣は12月8日の閣議後会見で、拡大ASEAN国防相会議、いわゆるADMMプラスのテレビ会議に参加すると発表した。10日開催の同会議で、「日本の立場や見解を積極的に発信していきたい」と意気込み、さらに当日開催予定の日ASEAN防衛担当大臣会合では「インド太平洋地域の平和と安定をいかに確保していくかということについて、各国国防大臣と充実した議論を行っていく」と述べた。
　特に日本として発信したいことは、コロナ禍でも防衛協力を推進していくことだという。ASEANを中心に、防衛協力および感染症対策分野で協力して、2019年発表の「ビエンチャン・ビジョン2.0」に基づいて、ASEANの強靭性を高めるよう協力していく考えを示した。