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2020.12.14

WING

岸防相、感染症対応で大阪府へ災害派遣

7人の看護官らが大阪へ、ICU経験者などが対応

 岸信夫防衛大臣は12月11日、新型コロナウイルス感染拡大による大阪府知事からの災害派遣要請を受けて、隊員7人の派遣を発表した。府の重症者医療用施設「大阪コロナ重症センター」に対し、ICU勤務経験者の看護官1人と、准看護師資格を持つ隊員2人から成るチームと、さらに府立中河内救急救命センターへ看護官1人と、准看護師資格を持つ隊員3人から成るチームをそれぞれ派遣した。派遣された医療支援チームの隊員は、現地の情報収集や慣熟訓練を実施した上で、医療支援を行っている。
 11日午前9時、陸上自衛隊中部方面総監は、市中感染拡大を防止するため大阪府からの派遣要請を受けた。大阪府ではこのところ感染症拡大が続き、医療体制がひっ迫している状況。防衛省ではこの要請の受理について、厚生労働省など関係省庁と調整を行ったというが、さらに大阪府出身の中山泰秀副大臣、大西宏幸政務官、松川るい政務官から、詳細な情報がもたらされたとして、大阪府に対する応急的な医療支援が必要との判断に至ったとした。