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岸防相、アショア構成品の艦船搭載「確認できた」
期限区切らず運用や装備など検討継続へ
岸信夫防衛大臣は12月11日の閣議後会見で、イージス・アショア代替策として示したイージス・システム搭載艦2隻の建造について、民間企業からの中間報告を受けて、アショアの構成品を「洋上プラットフォームに搭載するということに対する技術的な実現性、導入コストの規模感などを確認することができた」と話し、改めてアショア構成品をそのまま艦艇へ搭載する計画を進めていく考えを示した。今後も具体的な期限を区切らずに検討を重ねていくとして、運用構想の詳細、搭載機能、艦の設計、要員確保など「引き続き米国政府と、あるいは日米の民間事業者などと鋭意検討を進めていきたい」と述べた。
岸大臣はアショア代替案について、大臣就任直後から構成品の洋上プラットフォーム搭載という方針があり、十分な報告と説明を受けて進めてきたとし、あるべき方策として「情勢に応じ、常時持続的にわが国全域を防護し得る態勢の構築を目指し、海上自衛隊が保持するイージス・システム搭載艦2隻を配備する」考えを強調した。・・・
大綱・中期防に基づく12式地対艦の長射程化