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2020.12.15

WING

AFLCMC、サウジ空軍にF-15SA最終機を納入

 米空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)は去る12月10日(米オハイオ州現地時間)、サウジアラビア空軍に最後のF-15SA戦闘機を納入したと発表した。今回納入したF-15SAは2010年に契約したサウジ向けの290億ドルの有償軍事援助(FMS)に含まれている機体で、同契約に基づく最終納入機になるとのこと。ちなみに、国防総省安全保障協力庁(DSCA)が2010年に発出したサウジア向けFMS公告では、サウジ政府はF-15SAを84機購入する意志を示していたところ。
 サウジ空軍ではF-15Eをベースとしたサウジ向けのF-15であるF-15S戦闘機を1990年代から使用している。F-15SAはF-15Sのアップグレードモデルで、デジタル電子戦システムやフライバイワイヤ飛行制御システム、赤外線捜索追尾システム、アクティブ電子スキャンアレイレーダー、先進コクピットディスプレイ、統合ヘルメットマウントキューイングシステムなどを備えているという。