米国務省、イタリア向けG550用AISREWのFMS承認

伊空軍のG550改造作業など、見積金額は5億ドル

　米国務省は12月15日（米ワシントン現地時間）、イタリア向けガルフストリームG550型機用航空情報収集・警戒監視・偵察・電子戦（AISREW）ミッションシステムの有償軍事援助（FMS）を承認したと発表した。見積もり総額は5億ドルで、国防総省安全保障協力庁（DSCA）は同日、議会に要求承認を通告した。
　今回のFMS内容としては、イタリア政府はイタリア空軍が提供するガルフストリームG550型機2機に航空情報収集・警戒監視・偵察・電子戦（AISREW）ミッションシステムを統合するための物品と機体の改造作業を要求している。また、4基の多機能情報伝達（MIDS JTRS）（2基搭載、2基補用）、3基の組み込み型GPS/INS（EGI）（2基搭載、1基補用）、4基のRIO通信情報収集システム（2基搭載、2基補用）などのほか、各種サービスなどを含んでいるとのこと。
　検証試験や技術サポートなどを含んでいるとのこと。