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防衛省、20年度第3次補正予算は3867億円
歳出化経費前倒しで防衛産業の救済図る
防衛省は12月15日、2020(令和2)年度第3次補正予算案の概要を発表した。防衛省関係の総額としては3867億円で、1回の補正予算としては過去10年間で3番目の金額になるという。このうち一般物件費が610億円、歳出化経費が3257億円となっており、配当予算の大半を歳出化経費に回している。防衛省は、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって懸念される、防衛装備品製造企業の財務状況悪化、それに伴う装備品の納入遅延、事業撤退といったリスクを軽減する観点から、今後支払いを予定していた経費の一部の支払いを前倒す」として、本来2021(令和3)年度予算で計上する予定の歳出化経費を前倒すことで防衛産業を救済する考えを示した。なお、防護衣やマスクなど新型コロナウイルス対策関連の費用については、「(マスクなどは)第1次、第2次補正予算で多く計上しており、第3次補正予算で大掛かりなことは計上していない」としている。・・・
C-2用エンジン12基の新規調達に177億円計上
※写真=防衛省は2020年度第3次補正予算案の概要を発表。防衛省関係の金額としては3867億円で、1回の補正予算としては過去10年間で3番目になる
※写真=C-2用エンジンを6機分12基新規に購入するほか、歳出化経費を前倒しで計上するなど、新型コロナの影響で財務状況が厳しい防衛産業の救済を図る