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2020.12.16

ウイングトラベル

★政府、20年度第3次補正予算案を閣議決定

 観光関連で約1兆961億円の予算を計上
 
 政府は12月15日に臨時閣議を行い、令和2年度(2020年度)第3次補正予算案を決定した。12月8日に閣議決定した「国民の命と暮らしを守安心と希望のための総合経済対策」において取り組む施策に必要な経費として総額15兆4271億円を計上した。国土交通省関連では3兆2912億円の予算を計上。このうち観光関連ではGo Toトラベル事業の延長に伴う予算と観光拠点の再生・高付加価値化等の関連予算として1兆961億円を計上した。
 

 

 Go Toトラベル延長で1兆311億円の予算計上
 1次補正予算、予備費合わせ約2.7兆円投入へ
 
 Go Toトラベル事業については1兆311億1400万円の予算を計上した。同事業は追加経済対策において、事業者と旅行者の双方において感染拡大防止策を徹底しながら中小事業者や被災地など観光需要の回復が遅れている事業者・地域へ配慮するとともに、平日への旅行需要の分散化を講じつつ、制度を段階的に見直しながら来年6月末までを基本に延長することを決めた。今回の予算はこのために計上したもの。
 Go Toトラベル事業は1次補正予算で約1兆3542兆円の予算を投入し、7月22日から事業を開始した。さらに12月11日には新型コロナウイルス対策で予備費から追加支出する中から3119億円を投入することを決めた。さらに3次補正予算で1兆311億円を投入することにより、同事業に総額約2兆7000億円を投入することとなる。

 

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