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2020.12.17

WING

空飛ぶクルマ、国内市場は2040年度に約2.5兆円

PwC試算、2030年度に市場規模約7000億円

 PwCコンサルティングは12月16日、日本国内の空飛ぶクルマ市場の規模が、2030年度には約7000億円に、2040年度の段階には約2.5兆円に達するとの試算結果を明らかにした。
 国内外で急速に開発が進む空飛ぶクルマだが、PwCコンサルティングは日本国内における社会実装・市場規模拡大のために、2040年に向けてとくに旅客輸送用の空飛ぶクルマを見据えたインフラやシステム要件の整理、さらには機体開発と制度設計などが市場拡大のカギを握るとの見方を示した。
 PwCコンサルティングは今回、空飛ぶクルマを使った物資輸送および旅客輸送サービス市場、さらには物資・旅客輸送用の機体開発、そして周辺システムを含めたその他の市場規模をそれぞれ試算した。その結果、2030年度の段階では日本国内で約7000億円の市場規模と試算したが、このうち全体の70%(4900億円)が物資輸送サービス分野だとし、市場の大半を占めると分析した。・・・

 

サービス市場成長向け事業者連携の重要性指摘
高度数百mを統合管理するインフラ・枠組み整備を

 

社会実装の鍵は「インテグレーター」
持続可能なエコシステム形成も

 

企業・行政・監督官庁に求められる役割とは

 

※写真=PwCコンサルティングが2040年度の国内空飛ぶクルマ市場を約2.5兆円と予測した。写真はSkyDriveが開発中の空飛ぶクルマ