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「スプルート-SDM1」が海上・亜熱帯試験完了
浮上射撃など実施、寒冷地訓練は21年初頭予定
ロステックは12月17日(ロシア現地時間)、「スプルート-SDM1」空挺戦車が黒海における海上・亜熱帯試験を完了したと発表した。
「スプルート-SDM1」は、ロステック傘下のヴィサコトシニエ・コンプリクシの構成企業であるヴォルゴグラードトラクター工場(VgTZ)とクルガンマシュザヴォートが開発したロシア空挺軍向けの戦闘車両。試験では、シーステート3(わずかに波がある状態)で浮航したほか、浮上状態での射撃が可能なこと、海岸への上陸が容易に行えることを確認した。また、「スプルート-SDM1」は気温+40度の酷暑環境下での試験も通過しており、2021年初頭に寒冷地試験を行うとのこと。
ロステックは、「スプルートが示した能力は、海外顧客にも興味を持ってもらえると期待している」とコメントしている。
※写真=ロステックは「スプルート-SDM1」が海上・亜熱帯試験を完了したと発表した(提供:ロステック)