ウイングトラベル
JAL6月、国際旅客は11.8%増、利用率84.4%に
各方面で堅調、米大陸・中国方面で利用率88.2%
日本航空(JAL)はこのほど、6月の運航実績をまとめ、国際線旅客数が前年同月比11.8%増の76万5582人、利用率が2.2ポイント上昇した84.4%となることを明らかにした。さらに、有償旅客キロ(RPK)は10.6%増の37億8550万2000人キロで、有効座席キロ(ASK)が7.7%増の44億8783万7000座席キロになり、供給が増加したにもかかわらず、それ以上に需要が大幅に伸びたため、利用率が上昇した。
方面別で見ると、ほとんどの方面で旅客数、利用率とも前年同月を上回り、好調に推移したといえる。旅客数で唯一前年同月を下回ったのが、韓国線で2.2%減の4万6009人だった。しかし供給の調節によって、利用率が前年同月を7ポイント上回った83%となった。最も利用率が高い方面は米大陸線および中国線で、いずれも利用率が88.2%になった。米大陸線では旅客数が7.5%増の11万8574人であり、中国線が30.4%増の24万4317人となって、いずれも好調に推移した。利用率は各方面とも8割以上となって好調だったが、唯一72.5%の7割台となったのがオセアニア線。同路線は旅客数が74.7%増の1万4542人と、比較的小規模ながら増加量が最も大きかった。